畳は日本が生み出した固有の文化、日本の風土に最も適している敷物として伝承されてきました。
い草は、湿地帯に自生するい草科の多年生植物です。細長い茎だけで葉が無いのが特徴。現在では、熊本、福岡、佐賀、高知、岡山、広島、石川等で栽培されています。栽培は、12月上旬頃から畑で育ったい草の苗を水田に植えつけることから始まります。
5月には※1先刈りをし、6~7月に生育の良い、い草を涼しい朝か夕方に刈り取ります。そして、その日のうち※2泥染を行い乾燥します。乾燥が終わると、長さ・太さ・傷など確認して織り上げていきます。畳表は一枚織るのに、約4000本から7000本のい草を使います。い草の良いものの条件は、根元から先端まで変色が無く、太くて長いものが良いとされています。
※1先刈り 新芽の発育を促すため、根元まで陽射しが入るように先端だけを刈り取ることです。
※2泥染め 天然染土を使い、い草に泥をつける作業。この工程で色・つや・香りが整います。
畳表を畳床に包むときに、縦方向には畳表を巻きつけて畳床に縫い付けますが、横方向には畳床の幅に合わせて切るため、畳表を固定させるために畳縁で縫い付けます。
ひのきウッドウール畳床
ワラ畳床
ボードI型畳床
ボードII型畳床
ボードIII型畳床+消臭・防湿炭シート
ボードIII型畳床+防虫シート
7極薄型畳床
洗える畳床
※表は一般的な寸法ですが、畳は規格と言う言葉は当てはまりません。お部屋のサイズに合わせて注文生産されるため一定しないのです。